お江戸日本橋は、慶長8年(1603年)、徳川家康が江戸に幕府を開いた年に架橋されました。翌9年には五街道の起点とされ、以来文字通り「すべて道はここから始まる」という、日本の交通の要となりました。江戸時代の文献に「日本国の人集り、かけたる橋有。是を日本橋と名付けたり」とあるように、幕府の大掛かりな工事に日本中の人々が集まったため「日本橋」と名付けられたともいわれています。

現在の橋は数えて20代目。明治44年(1911年)に建造された堅牢な橋は花崗岩が用いられ、当時まだ珍しかった西欧風の装飾が施されています。橋の中央部分に麒麟が、四隅には運慶の作品がモチーフとされる獅子が配置され、訪れる人々を迎えます。日本橋は平成11年(1999年)国の重要文化財に指定されました。

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18世紀初頭の江戸は人口100万を超える大都市でした。大江戸に生活する人々のための膨大な物資の供給には江戸の河川や運河が利用され、日本橋川の河岸には魚市や問屋蔵、大通りには商家が立ち並び、昼夜を問わず人々の活気で溢れていました。その活況は、歌川広重の「東海道五拾三次」に代表される浮世絵にも数多く描かれています。富士山と江戸城を借景にする日本橋は、江戸っ子の誇りであり、憧れの地でありました。

マンダリン オリエンタル 東京から眼下に望む景観は、皇居、隅田川、東京湾、そして富士山。東京の地平線から昇る朝日と富士の稜線へ沈む夕日は、まさに"天守閣"からの絶景です。